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視覚障がい者歩行支援アプリ「EyeNavi」への5G実装に向けた実証開始
2022.3.25プレスリリース
株式会社コンピュータサイエンス研究所(代表取締役社長:林 秀美/以下、CSI)、株式会社NTTドコモ九州支社(執行役員九州支社長:齋藤 武/以下、ドコモ)は、CSIが提供する「視覚障がい者歩行支援アプリ EyeNavi(アイナビ)TM」(以下EyeNavi)への5G実装に向けた実証実験を2022年3月25日(金)より開始します。
EyeNaviは視覚に障がいを持つ方が同行支援者なしに一人であんしん・安全な歩行ができるスマートフォンアプリで、深層学習を用いた歩行経路上の物体の検出や目的地までのナビゲーションに加え、アプリの操作・目的地までの情報の案内などの対話機能を搭載しています。一方、物体の誤検出や衝突回避のための音声通知の遅延、高負荷な処理によりスマートフォン端末の電力消費が増え、短時間しか利用できないなどの課題を抱えています。
今回の実証実験ではEyeNaviの課題を解決するために、5Gとドコモオープンイノベーションクラウド®(以下、dOIC)を利用することで高速・大容量通信を活かしたナビゲーション精度の向上、および歩行支援サービスの長時間利用や幅広い端末利用に向けた実証を行います。
本取り組みを通してCSIとドコモはEyeNaviのサービスの利便性を高め、介護支援者や地域サポートだけでなく、家族やボランティアの方々の負担を軽減するとともに、視覚に障がいを持つ方が日常生活において自由に散歩やショッピングを楽しんでいただけるようなユニバーサルサービスの実現をめざします。
- * 「ドコモオープンイノベーションクラウド」およびロゴは、株式会社NTTドコモの商標または登録商標です。
- * 「EyeNavi(アイナビ)」は株式会社コンピュータサイエンス研究所の登録商標です。
株式会社コンピュータサイエンス研究所 | 株式会社NTTドコモ |
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営業企画・企画開発 統括部長 高田 将平 TEL:093-482-6750 |
九州支社 企画総務部 広報室 吉岡・野崎 TEL:092-717-5531 |
実証実験概要
- 1.実証実験内容
EyeNaviの画像認識機能を端末からクラウド(dOIC)に移行し、サービスの長時間利用および画像認識結果を5Gを用いて低遅延で端末へ送信し、タイムリーな音声ガイダンスが可能かどうかを検証
(1)技術検証
実施時期:2022年3月25日(金)~3月28日(月)
実施場所:ドコモ5Gオープンラボ®FUKUOKA (福岡市中央区渡辺通2丁目6番1号)(2)フィールド検証(予定)
実施時期:2022年度以降
実施場所:北九州市5Gエリアにて -
2.各社の主な役割 CSI 視覚障がい者歩行支援アプリ EyeNavi(アイナビ)の提供 ドコモ 5G等の通信環境やdOIC(クラウド基盤の技術)の提供 - 3.EyeNavi×5Gのイメージと期待効果
◆ 「EyeNavi」×5G・dOICの特徴
特徴①■5Gによる低遅延通信で画像認識結果のタイムリーな音声通知が可能
→画像認識後の音声ガイダンスをほぼリアルタイムで実現することで 衝突回避や誤案内防止等のナビゲーション精度向上を実現特徴②■5Gによる高速・大容量通信を活用した画像処理のクラウド化が可能
→スマートフォンの高負荷な画像認識処理をクラウドに移すことで サービスの長時間利用・幅広い端末利用が可能特徴③■クラウドダイレクトによるインターネットを経由しない閉域通信で高いセキュリティを確保
→利用者のプライバシーを保護することで安心して利用することが可能* 「クラウドダイレクト」は、株式会社NTTドコモの商標です。
EyeNaviの利用イメージ
盲導犬のように危険や障害を察知するAIとGPS・高精細地図を利用した歩行者向けナビゲーションによる案内を実現した、視覚に障がいを持つ方がより自由に行動できる歩行支援スマートフォンアプリケーションです。
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